DeNAドラフト1位の松尾汐恩捕手(18=大阪桐蔭)が、レギュラー捕手への道に向け、三浦監督から「積極的コミュニケーション」のススメを受けた。

この日、キャンプ地の沖縄・宜野湾入り。プロ1年目のキャンプで指揮官から求められたのはコミュニケーションの重要性で「しっかりやっていきたいです」と意欲を示した。

通算172勝を挙げた一流の投手目線からの助言だった。コミュニケーションの具体例も提示され「まず自分を投手陣に知ってもらうのは大事なので、積極的に話しかけに行く」と自分から会話するとともに、ブルペンで「ボールを受けて、ボールで会話してもらいたいです」とバッテリー間でのボールを通じた“会話”も求めた。

自己分析では「自分から積極的にどんどん話していくタイプ」。新人合同自主トレ中にはルーキーと卓球対決で仲を深めた。コミュニケーションの取り方は今後、思案しながら「自分からいろいろ会話を進めていきたいです」と貪欲。「1軍のチャンスをもらったので、このチャンスをつかんで開幕1軍から出られるように頑張りたいです」と決意を込めた。【久保賢吾】

○…三浦監督が、レギュラー争いの激戦区の1つに遊撃を挙げた。中日からトレードで京田が加入。俊足と強肩を誇る森、堅守の柴田、昨季、遊撃で最多スタメンの大和らで争われる。三浦監督は「ショートは激しくなるでしょうね。全ポジション、限られてますから奪い合いになるように」と期待した。

○…WBC日本代表の牧が、3月に行われる大会に向け、早めに実戦勘を磨く。例年より1カ月近く早く体を仕上げることが必要で「打席に立ちたいと思っています」と、第1クール中にもブルペンで投手のボールに慣れるプランを頭に描いた。ドラフト1位の松尾が、牧の打撃論などに興味津々で「自分も佐野さん、宮崎さんとかに聞けたので下の子にも共有していきたいです」と歓迎した。

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