中日立浪和義監督(53)が「競争」をキャンプのテーマに掲げた。

中日の1、2軍コーチ、選手、スタッフ、関係者が全員参加する全体ミーティングが1月31日に、北谷町の1軍宿舎で行われた。昨季最下位で終えた就任2年目の指揮官は「今年を占う意味でも、非常に大事な1カ月になる。昨年より争うポジションも多い。1日たりとも悔いのないように」と訓示した。

今オフは血の入れ替えを積極的に行った。阿部、京田を放出して、楽天からベテラン154勝右腕の涌井、DeNAから砂田が加入。4番候補のアキーノ、アルモンテら新外国人打者3人を獲得。ビシエドも交え主軸争いを展開。また二塁手にはドラフト2位村松ら即戦力内野手を補強し、石垣らを含めレギュラー争いが激化する。

キャンプ序盤は、個々のレベル強化に主眼を置く。「明日からは昨年とは違った楽しみが増える」。昨季のリベンジをにらむ指揮官は、競争激化が戦力底上げにつながることを期待した。

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