阪神伊藤将司投手(26)と西純矢投手(21)が、岡田監督の初陣となる11日の紅白戦登板に立候補した。

11日から2日間、1、2軍合同のサバイバル紅白戦が行われる。入団2年で19勝を挙げている伊藤将には似つかわしくない舞台だが、スロー調整するつもりはない。「紅白戦があるので、そこに合わせながらいけたら」。1月31日の沖縄・宜野座での先乗り自主トレでは直球のみを30球投じ、気合をほとばしらせた。開幕ローテ入りは濃厚だが慢心はない。「開幕投手は先発をやっている以上、目指してやりたいと思っている」と高い目標もあるからだ。

昨季6勝をマークした西純も負けじとアピールを狙う。秋の高知・安芸キャンプで岡田監督から投球を絶賛され、鍛錬を継続。「いい感じででき上がっている。(紅白戦で)投げてみたいなという気持ちはあります」。先乗り合同自主トレでは直球や、ツインズ前田の合同自主トレでヒントをもらったツーシームなどの変化球も確認。上々の仕上がりでキャンプに臨み、一気にローテを確定させる意気込みだ。まずは身内バトルを勝ち抜くべく、実績派組も油断はない。ハイレベルな紅白戦に期待が持てそうだ。【三宅ひとみ】

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