阪神岡田彰布監督(65)が1日のキャンプインを前に、鬼の本気モードに切り替わった。
1月31日、伊丹空港から沖縄入り。左上肢コンディション不良で2軍スタートとなった前川右京外野手(20)を厳しく突き放すなど、オフの期間に見せなかった勝負師の顔になって高いプロ意識を求めた。いよいよ球春到来。12球団最年長監督が一切の甘えや妥協を排除し、18年ぶりの「アレ」に突き進む。
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<阪神岡田監督語録>
(大阪・伊丹空港にて)
-改めて、気が引き締まる日
「早いな、やっぱり2月になるとな」
-いつもと違う朝になった。早く目覚めたり
「いやいや、いつも通りや。ゆっくり寝とったよ」
-今は楽しみのほうが大きい
「まあ楽しみ、そんな楽しみじゃないけど、まあ始まるなって感じやから。まだな、そこまで楽しさはないわ」
-監督の中でキャンプのテーマは
「いやいや、オレはもう見極めだけや。まあ、今年1年間で、大体1軍の戦力は40人くらい、40人もおったら大変なことやから。35、6人くらいや大体な、本当に使える選手はな。その辺を見極めることやな」
-今回自主トレで監督変わって目の色を変えている選手が多い
「それは自分に跳ね返ってくることやからな、選手は。みんな選手は新しいシーズンになるとそう思ってるよ」
(沖縄・恩納村のチーム宿舎で全体ミーティング後のテレビインタビュー)
-ミーティングでは
「また大きくなってシーズンを迎えようということですよね」
-強化したいことは
「第2クール、第3クールの2日間までまあ、その実戦やなしに。11、12の紅白全員でやるんですけど、それまでは今年のチーム方針としてね、連係とかいろんなサインプレーとかね、そういうのを徹底してやっていきたいと思いますね」
-特に期待したい選手
「今回はほんとに若いチームなんで、これもう全員ですよ、全員がまだまだもっと力を発揮してね、もっといい数字を残せるというか、そういう選手ばっかりなんで、誰じゃなしに全員ですね」