阪神ドラフト1位の森下翔太外野手(22=中大)は、「高山ロード」で開幕スタメンを狙う。

最激戦区開幕右翼の有力候補は、右足の肉離れの影響で2軍発進。15年の同1位の高山も学生時代の骨折の影響で同様に出遅れたが、開幕スタメンを勝ち取り、新人王を手にした。「自分の中でも開幕スタメンを一つの目標に置いている。そこに向けて焦らずにやっていきたい」。沖縄にはオーダーした枕を持参。全員2軍スタートの新人7選手はこの日沖縄入りし、逆襲を期した。

▽阪神ドラフト2位門別 (沖縄には)ストレッチの道具とか、自分の体をケアできるものを持っていきます。柔軟やピラティスをやろうと思います。

▽阪神ドラフト3位井坪 守備も走塁もバッティングも全部、技術を上げるのはもちろん、もう少し動きのキレを出していきたい。

▽阪神ドラフト5位戸井 下半身主導でプレーできる選手にならないといけない。(紅白戦は)高卒らしく元気だったり、ハツラツとプレーして、まずは自分の形を試して戦っていけたら。

○…育成ドラフト1位の野口恭佑外野手(22=九産大)が、沖縄へのダンベルの持ち込みを断念した。大のウエートトレーニング好きで、「気づけばダンベル持ってる」と入寮時にも自室に持ち込んでいた。「さすがに迷惑かなと思って。部屋では腕立てとか自重でやろうかと。向こう(球場)にも(器具が)あると思うので、それで我慢します」と切り替えていた。