日本一へ導くオーラを出しているのは、誰だ-。日本ハム新庄剛志監督(51)が1月31日、沖縄・名護キャンプ初日に行う紅白戦のチェックポイントを明かした。「打席やマウンドでの雰囲気。開幕で守らせたい、マウンドに立たせたいっていうオーラというか雰囲気を感じる選手。結果はもちろん、雰囲気を見ていきたい」と、説明した。

オフの自主トレを終えた選手たちの姿に指揮官も目を細めた。「痩せてきてほしい選手はきっちり痩せてきている。パンプアップして(体を)大きくしてほしい選手も。俺の顔くらい変わってるよね、今年の選手は(笑い)。俺も原型なくなってきているけど…むくみを、どうにかしたいなと思ってる」と、口も滑らかになるほどだ。

初日の紅白戦は開幕投手の加藤貴、上沢、伊藤や外国人、新人投手を除いた1軍スタートの14人の投手が登板予定。野手は右手人さし指の骨折が判明したドラフト3位の加藤豪将内野手(28=メッツ3A)を除いて1軍メンバーと2軍からも数人参加する見通しだ。新庄監督は「均等に見ますよ」と、分け隔てなく選手たちのオーラを見極める。

夜には昨年に続いて新庄監督主催の花火大会が行われたが、終了後に「はぁ~失敗…花火に照明はないでしょ…。あ~ごめんなさい! 」と陳謝。球場内の照明がほぼ付いたままの状態で花火が打ち上げられ、球場内からは見づらくなったことを反省も「こういう失敗が次に生かせる」。トライアウトと位置付けた昨季の経験を生かして日本一を狙う新庄監督の2年目。日本球界に新時代を切り開くオーラを振りまく1年がスタートする。【木下大輔】

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