巨人原辰徳監督(64)がウナギと死闘を繰り広げた。宮崎キャンプ初日となった1日、読売巨人軍宮崎協力会から季節のフルーツ、宮崎牛20キロ、宮崎ブランドポーク30キロ、みやざき地頭鶏10キロに宮崎産ハーブウナギ10キロを贈呈された。

それぞれボードで受け取ったが、ウナギのボードを受け取る際に司会者から「とりあえずはボードで…」と意味深なアナウンスがあった。関係者がおけにうなぎを入れ、原監督は手袋を渡した。サービス精神旺盛の指揮官は「またやるのか?」とニヤリ。「今年は元気がいいね」とおけの中で暴れるウナギににらみをきかせた。

それではどうぞ! 一気につかみにかかる。暴れるウナギのぬめりにも苦戦し、つかんでは逃すが繰り返された。むろん、この程度で屈するはずもない。逃してはつかみ、逃してはつかみの死闘へと展開する。カメラマンからは「顔の前でお願いします」のむちゃぶりも…

両手を交互ににぎりかえる連続締めの“離れ業”で見事に写真撮影に成功した。原監督が競り勝った。

贈呈式のフィナーレはサプライズで宮崎県産のジャパンキャビアが贈呈された。試食を促され、世界3大珍味を口に運んだ。大きくうなずき、最後はサムアップで“原劇場”を締めくくった。

○…ファンとのソーシャルディスタンスが緩和された。練習前の青島神社での必勝祈願は1、2軍の首脳陣、選手、スタッフが参加。参道を練り歩く選手たちのすぐ脇からファンが見守った。ブルペンツアーも再開され、迫力満点の投球を間近で見学できた。原監督は「ファンあってのプロ野球という点では、非常に大事なことだと思います」と話した。

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