「鬼」が節分から巻き返す。7年目捕手の九鬼隆平捕手(24)は今キャンプでB組スタート。嶺井が加入するなど激しい捕手争いに「周りを気にせず、自分のやれることをやるしかない」と一心不乱に自身と向き合っている。

20年に頸椎(けいつい)手術を受けるなど、けがにも苦しんできた野球人生だ。昨季は打撃不振などもあり、4年ぶりに1軍出場がなかった。「初めての経験くらい、調子が悪くて悔しかった。へこんだ時期もありましたけど、年数も年数なので。やるしかない」と、今は引きずっていない。

「鬼は外」と、自身から追い出したいものについて「自信のない部分を取っ払いたい。練習して、自信を付けるしかない」と言った。一方で「福は内」と呼び込みたいものには「メンタルです。メンタルを強くしたい」と表情を引き締めた。「鬼」は苦難を乗り越えて強くなる。

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