ロッテ吉井理人監督(57)が5日、沖縄・石垣島キャンプで対外試合の“開幕投手”に高卒2年目左腕の秋山正雲投手(19)を抜てきすることを明かした。

この日行ったライブBP(シート打撃)に登板した投手を候補投手に挙げていた。初の実戦となる11日の台湾プロ野球・楽天モンキーズとの練習試合(石垣島)の先発に関し「秋山正雲です。高卒2年目で去年のシーズン途中から(2軍で)先発にまわって、しっかり良い投球をしてくれたので決めました。秋山に頑張ってもらおうと思います」。長所を「まっすぐがいい。見た目より強い球を投げるし、コントロールも自分の高卒2年目の時を考えると、すごくレベルが高い」と評価した。

二松学舎大付(東京)時代には高3夏の甲子園初戦で4安打9奪三振で完封勝利。21年ドラフト4位で入団した。昨季は1軍登板はなかったが、2軍で15試合(先発4)に登板し4勝1敗、防御率2・34と好投。最速146キロのキレ味鋭い直球だけでなく、変化球もチェンジアップ、スライダーなど多彩だ。

翌12日の同戦の先発には、21年12月に支配下登録され、昨季は1軍で先発2試合を含む3戦に登板した右腕・森遼大朗投手(23)を指名した。【鎌田直秀】

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