西武のA班(1軍)キャンプが6日、宮崎県の日南市南郷町でスタートした。南郷キャンプは今季で20周年となる。

南郷スタジアムでの歓迎セレモニーは、地元の「にじ色の海こども園」園児たちの和太鼓演奏からスタートした。

松井稼頭央監督(47)は「いよいよ大トリでのキャンプインです」とあいさつ。「先ほど、子どもたちの歓迎演奏、本当にすばらしかったと思います。よくあの難しい曲にチャレンジしたなと。そういう意味では僕も1年目ということで、チームも大きく変わろうとしています。いろいろなことにチャレンジしていきたい。このチームも若いので、子どもたちのようなはつらつさを」と、23日までのキャンプでの奮闘を誓った。

日南市の高橋透市長(62)らからは特産品の不知火、宮崎ブランドポーク、せとかなどが贈呈された。あいさつで昨季を振り返った市長は「山川選手、本塁打王と打点王の2冠に輝きました。どこにいらっしゃいます?」と問いかけ。2列目にいた山川は帽子をとって「ありがとうございます!」と応えた。その後、タイトル獲得の平良、水上も紹介され、同様に返答。単なる儀式にとどまらない“双方向”で20年目が始まった。【金子真仁】