西武の宮崎・南郷でのA班キャンプ初日が6日、行われた。

ドラフト1位の蛭間拓哉外野手(22=早大)は夕方近くになると「イチゴ食べたい…」と笑いながら、癒やしを求めていた。

ハードに動いた。「くちゃくちゃきつかったですね」。昼食前、ポール間の約110メートル走を8本。「インターバルとかも少なく、ずっとやってるので。これがキャンプの中で一番きついメニューと言っていました。走魂ですね」。チームスローガンを口にしつつ、しっかりとやってのけた。

午後の個別練習を終えても、ルーキーにはまだ役目がある。地元のJR南郷駅で、ライオンズカラーの竹灯籠の点灯式が行われた。「ライオンズのユニホームを着てのイベントが初めてなので、プロ野球選手だな~という感じが湧いてきます」と浸った。

渡辺勇太朗投手(22)も一緒に参加した。浦和学院(埼玉)時代は投打の主軸を張り、ともに夏の甲子園8強入りに貢献した。

4年の時を経て、同じプロ野球、同じユニホーム。「勇太朗とヒーローインタビューを2人でできるような1年に、まずしていきたいです」。その渡辺は「本当にうれしい、不思議というか、まだフワフワした状態です」と友を見て笑った。【金子真仁】

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