新井体制に、聖域はない。2年連続で100試合以上遊撃で出場している広島小園海斗内野手(22)が7日、シート打撃で三塁のポジションに就いた。

1軍で三塁を守ったのは、21年5月16日DeNA戦が最後。新井監督は「今から競争がどんどん激しくなってほしい」と遊撃のレギュラー白紙を明言した。

新たな戦力の台頭や実績者の復活、またはアクシデントが起きたときにチームの可能性を広げる準備をしておかなければいけない。小園だけでなく、経験ある田中や若手の二俣にも複数ポジションを指示。小窪内野守備走塁コーチは「誰がどうなるかまだ分からない。小園もサードもセカンドもできた方がいい、不測の事態に備えることはシーズンに入ってからではできない」と説明した。

久しぶりに三塁を守った小園は首脳陣の意向に「何でもやります」とチーム方針を受け入れて取り組んでいく構えだ。

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