元ロッテの清田育宏氏(36)が8日、自身のインスタグラムを更新し、ロッテ球団と和解したことを報告した。

清田氏は「ご報告」と題し、「この度は、僕の行動により多くの方々にご迷惑とご心配をおかけしてしまい、大変申し訳ございませんでした。一昨年11月から始まった千葉ロッテマリーンズ球団との裁判は、両者にとって円満に和解する形で終わることができました。こちらが訴訟を取り下げ、裁判外で和解しました」(原文まま)と投稿した。

さらに、今後についても「今一度自分をしっかり見つめ直し、これまでお世話になった方々に恩返しができるよう、また多くの方々の力になれるよう、色々なことをやっていきたいと考えています。より一層精進して参ります。今後とも清田育宏を宜しくお願い致します」(原文まま)とコメントした。

清田氏は20年9月に新型コロナウイルス完成防止対策で設けられていた球団ルールを違反して遠征先の札幌市で女性と会食をし、球団に事実と異なる説明をした。その後、チーム内に新型コロナウイルスの集団感染が判明。清田氏も陽性となり、21年1月に球団は事態を重くみて、無期限謹慎処分を決定した。同5月1日に処分は解除されたが、女性と複数回にわたって外出したことが発覚。同23日にチームへの背信行為に当たるなどとして、選手契約を解除した。

同氏は21年11月に、自身の契約解除について「処分は違法で無効」として、選手としての地位確認や計約9700万円の損害賠償を東京地裁に起こしていた。