日本ハムの開幕オーダーの基本形が完成した。9日、沖縄・名護キャンプで今季初の対外試合となる韓国サムスンとの練習試合を行い、スタメンはDHの2番と捕手の8番以外は2試合行った紅白戦と同じメンバーで臨んだ。

新庄剛志監督(51)は「この打順がベスト。これでいきます」と宣言。「5番一塁」でスタメン出場した清宮幸太郎内野手(23)の先制2ランなどで3-0で勝利した。このキャンプで、優勝を目指すチームの骨格を固定メンバー中心に太くしていく。

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12球団の先陣を切って臨んだ対外試合で勝利した新庄監督は、よどみなく言った。「今年はどんな試合であろうが勝って、勝ち癖をつけて開幕まで全部勝つ」。投手陣の無失点リレーに打線も清宮の自己最速弾などで3得点。勝ちにこだわるのは、スタメン野手が“ガチメンバー”だからだ。

2番DHと8番捕手以外、1日の紅白戦では白組、5日は紅組のスタメンが、この日も名を連ねた。

新庄監督 昨年いろいろ試した結果。この打順がベスト。いかに点を取るかという打順が今こうなっているだけ。これでいきます。

昨季の“トライアウト”を経て考え抜いた攻撃の形だ。固定メンバーで戦う基本形であると明言し、打順構成の狙いも説明した。

新庄監督 (5番の)清宮君はセンター前って意外と多いんですよ。調子が良い時は内角の球をポンッとセンターに打つ技術を持っている。1、2、3番に足の速いランナーがいるから、そこで1点を取ることができたら。2番は万波君が入ったり、矢沢君。DHは2番というイメージ。足が速い江越君の9番は1番打者の役割。(3番は)一番打率が稼げる松本君。初回に必ず回ってくる。

1点を積み重ねて守り勝つ新庄野球。ポイントゲッターでもチーム打撃を求める。2回無死二塁で右翼席へ弾丸ライナーを運んだ清宮だが、サインは進塁打だった。新庄監督は「あれは進塁打のサイン…」と苦笑いも「結果的に進塁させたからね」と、おとがめなし。清宮も「進塁打としては?マークですけど…引っ張りやすいボールを待っていた。フライやライナーにならないように意識した」とアプローチは合っていた。

ここからは、軸を太くする作業。新庄監督は「開幕ダッシュで、ちょっと遅れそうだなと思ったら変えていく。開幕で一番いい選手たちにグラウンドでプレーしてもらう」。緊張感も与えながら、骨太の打線を構築していく。【木下大輔】