村神様“仮想WBC”へ古田撃ちヤ!! ヤクルト村上宗隆内野手(23)が10日、沖縄・浦添キャンプで、球団OBで元監督の古田敦也臨時コーチ(57)を相手に、室内で約30分間の打ち込みを行った。時折、変則的なリズムやサイドスローで投げ込むレジェンドを未知の外国人投手に見立て、笑顔で会話のやりとりを交えつつ快音を響かせた。

上手投げだった古田氏が「こういうピッチャーいるよ!!」と、突如リズムを変えて横から投げ込むと、さしもの最年少3冠王もタイミングを狂わされた。「情報入りました! ありがとうございます!!」と笑顔で切り返すと、その後はすぐに対応しライナー性の打球を連発。24歳上の偉大なOBに対して「球、来てますよ!!」とイジるなど、真剣な中にもリラックスしたムードが漂った。最後の1球も快音が響いたが、古田氏が「センターフライちゃうか?」とドヤ顔で迫ると、「いや(スタンドまで)いってます」と堂々と答えた。

熱投を終えた古田氏は「最初15分くらいの予定だったんですけれど、熱が入って30分やってしまいました。自分で言うのもなんですけど、それなりにストライクが入っていて、彼にもいい練習になったんじゃないか」とニヤリ。村上も「面白おかしく投げてくださったんで、すごくいい練習が出来ました」と振り返った。

この日はWBC出場各国のメンバーが出そろった。他国の気になる選手については「(選手リストを)見てないので、よく分からないです」としたが、古田氏の指導で“予習”はバッチリ。17日からの代表合宿、3月の本大会へ向け、ペースを上げていく。

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