阪神西純矢投手が「輝弾」の反省を生かし、フォークの修正に取りかかった。

9日のシート打撃で、佐藤輝に144キロの高速フォークを捉えられ被弾。この日は岡田監督の熱視線を受けながら、ブルペンで修正に取りかかった。「(打たれた球は)しっかり落とし切れていなかった。今日は意識して落とし切る練習をしました」。紅白戦は12日に登板予定。「ストライク先行で投げられるようにしたい」と意気込んだ。

○…村上が11日の紅白戦で紅組の先発を任された。3イニングの予定。「アピールするしかない。でも力んで力を出せなかったら意味がない。落ち着いて、頭で考えながら投げたい」と闘志を燃やした。7日のシート打撃では打者6人に被安打3と不完全燃焼。この日は午後からブルペンに入り、投げるタイミングやバランスを再確認した。「今は真っすぐの質を求めている。それをしっかり投げられるように」と引き締めた。

○…桐敷が11日の紅白戦で白組の先発を任された。「自分はアピールしないといけない立場。死ぬ気でって変ですけど、(明日は)それくらいの気持ちでやっていきます」。ノイジー、ミエセスに連続被弾した7日のシート打撃は「逆球になったりが多かった」と反省。この間、制球力アップに注力し「集中してやっていきたい」と意気込んだ。

○…侍ジャパンメンバーの湯浅は、23年初実戦登板となる15日の練習試合・楽天戦(金武)でWBC用フォークを確認する。同戦では1イニングを投げる予定。人さし指だけを縫い目にかける形に変更したWBC用フォークを試す。「今日は良かったけど、打者が立ったらまた変わってくる。ブルペンでも試しながら楽天戦で投げたい。もっと精度を上げたい」と力を込めた。

○…侍ジャパンに選出されている中野は高みを求める日々だ。現状について「あまり納得のいくスイングはできていない。イメージとは半分もいっていないくらいの感覚」と自己評価は厳しい。この日は特打も行うなど数もこなし、「このキャンプ期間中でしか振り込みも多くできない。実戦が入ってくるので、思い描いているスイングができれば」と引き締めていた。

○…5年目の木浪はレギュラー取りへ紅白戦でのアピールに燃える。昨年は自己最少の41試合出場に終わり、「特に今年にかけている。アピールするためには紅白戦で爪痕を残せるように準備していきたい」と意気込む。9日には鳥谷臨時コーチからみっちりと指導。「ためになることばかり。正直ずっといてほしい」と継続を熱望した。