WBC公式球への適応に苦しむオリックス宇田川優希投手(24)が11日、宮崎キャンプで「ボールは友だち」作戦を授けられた。

ブルペンでWBC球を手にした最初の20球は、すっぽ抜けなど制球に苦しんだ。途中でNPB公式球と3球ずつ交互に投げ分け。発案した厚沢投手コーチは「ボールを戻すとフォームが戻って、ちゃんと指にかかる。持ったときの顔が生き生きしている(笑い)。本当はちゃんと投げられるはず。拒否反応というかね。キャプテン翼じゃないけど、ボールと友だちになれていない」と過剰反応が一因になっていると分析する。

昨年、大車輪の活躍だった中継ぎエース。だがWBC球が手になじまず、剛速球がよみがえらない。指先の違和感に気を取られ、何より大事な土台の投球フォームに乱れが出ているという。ただ、それも精神面による部分が多いようだ。

練習では他の選手よりメニューを増やし、コンディション作りに努めている。日々、手応えは戻ってきているが「まだボールを気にしている。感覚を取り戻すために交互に投げました」と納得。「ボールは友だち、怖くない」は、世界的な人気サッカー漫画「キャプテン翼」の名シーン。苦手意識がなくなった時、WBC球が大親友になっているはずだ。【柏原誠】

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