「ヤングスワローズ」が初実戦から暴れた。リーグ3連覇を目指すヤクルトが12日、練習試合DeNA戦(沖縄・浦添)で10-1の大勝。打撃を買われ本職の捕手ではなく「2番左翼」で出場した3年目の内山壮真捕手(20)が4打数2安打1打点、「5番遊撃」の長岡秀樹内野手(21)が3打数1安打2打点と、昨季ブレークした「そまひで」を筆頭に若手がこぞって結果を出した。
◇ ◇ ◇
初実戦がウソのようだった。気温24度の暖かさのせいでは決してない。連覇の経験を積んだ「ヤングスワローズ」は失敗を恐れずチャレンジを繰り返した。
初回、2番内山が口火を切る。四球の山田を一塁に置き、DeNA阪口の141キロ直球を左前へチーム初安打。6回1死一、三塁では左前適時打を放った。「打撃の方で期待され、レフトで使っていただいている。守備も頑張りながら打つ方も期待に応えたい」と左翼として3度の守備機会もこなした。
「そまひで」のもう1人も負けてはいない。長岡は5回2死二、三塁、京山の145キロ直球を右前2点適時打に。高津監督は「あの場面で一、二塁間に打てるのは彼の特徴。(普段の)8番打者としてあの打撃をされると相手チームにすごく嫌な存在になってくる」と評価した。それでも本人は初球の145キロ直球をファウルにしたことを「悔しかった。まだまだ」と飽くなき向上心を見せた。
大卒2年目の丸山和は5打数4安打と爆発。「6番一塁」で出場したルーキー北村恵吾内野手(22=中大)も3打数1安打で1打点を挙げた。若手でも臆することなく「トライ&エラー」を繰り返せる土壌が今のヤクルトにはある。監督経験のある古田、真中両臨時コーチにも積極的に質問を浴びせた。古田氏は「質問して、練習して、元気で。このチームは前向きだね」。
「その人やカテゴリーに合った刺激を与えることが大事」と高津監督。若手だけでなく、年代やポジションにマッチした競争を促す「高津流」で日本一奪還へのチームづくりを進めている。【三須一紀】



