中日高橋宏斗投手(20)が、17日からのWBC日本代表合宿を前に上々の投球を見せた。12日、沖縄・北谷で韓国サムスンとの練習試合に先発。3回41球を投げ、1安打4奪三振で、最速154キロをマークした。
最年少侍の今季実戦初マウンドは154キロの速球で始まった。ノーワインドアップとセットポジションを交互に試しながら、決め球スプリットの仕上がり具合を確認。「ある程度は操ることができました。スプリットで3つ三振に取れたのはよかったと思います」。宝刀の切れ味を手にした右腕は、収穫に安堵(あんど)の表情を浮かべた。
さらにオフのオリックス山本との2カ月に及ぶ自主トレで伝授された新カーブも、試投。こちらはまだ調整途上で「ストレートの精度も上げていきたい」と今後の課題も確認。目前に迫るWBCに向けて「スタートダッシュを切りたいと思っていたので、いい準備ができたと思います」と心地よさそうに汗を拭った。
登板直前、強い刺激を受けた。中京大中京(愛知)のチームメートだった巨人中山が、紅白戦で戸郷から本塁打。「動画で見ました。これは負けられないと思いました」。集中力を一段と高めての今季初実戦だったことを明かした。
侍ジャパンに送り出す立浪監督は「全体的には昨年に近い形のバランスで投げていた」と分析。「むずかしいところもあると思うが、まずは日本代表のために調整して欲しい」とエールを送った。【安藤宏樹】



