ロッテ山口航輝外野手(22)がアーチ量産態勢に入った。楽天との練習試合(金武)に「3番右翼」で先発。6回1死、フルカウントから、宮森の直球を左翼の芝生席後方に運んだ。「狙ってました。完璧でした。真っすぐがいい投手なので、ずっと真っすぐを待っていた」と7球目を捉え、大敗試合で一矢報いた。

15日のヤクルト戦(糸満)では場外弾を含む2打席連続2ラン。対NPBの練習試合で4戦3発と大当たりしている。加えて7つのアウトはすべて飛球。「まだゴロアウトが1つもない。去年、おととしはゴロアウトが多かったのが課題だったので」と、凡退の内容も進歩を遂げている。

昨季の16発から、目標のシーズン30発へ。“球界の俳人”はリーグ優勝まで俳句封印を宣言しており、量産となれば気になるのは本塁打パフォーマンス。自主トレの師匠、西武山川からは「『どすこい』あげる」と権利譲渡? の話もあったようだが「先輩のなんで。何か新しいの、アイデアあったら募集中です。広報まで」と呼びかけた。【鎌田良美】

【関連記事】ロッテニュース一覧