先発ローテーション入り濃厚の西武ディートリック・エンス投手(31)が、力のある投球を見せた。

今年2度目の対外試合は先発で初回に1失点したものの、4回を3安打4奪三振1失点に。左腕からの140キロ台終盤の直球には力があり、空振りを奪うケースも多かった。「肩やヒジは何も問題がない。先週もあれだけ球速が出て、状態はいいと思う」と、カットボールなどの変化球も含め、順調に仕上がってきている。

昨季は外国人左腕としては球団69年ぶりに2桁勝利をマークし、慣れた来日2年目はさらに期待が掛かる。8日に開幕したWBCについても「いま日本にいるので、日本の試合はできる限り時間があれば全部見たいと思っています」と熱心。個人的な大会最大の注目点を問うと「オオタニ!」と笑った。【金子真仁】

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