阪神佐藤輝明内野手が“新庄シフト”の網にかかった。

2点リードの3回1死走者なしの第2打席。左翼手の松本剛が一、二塁間を守り、二塁手の加藤豪が二塁ベース後方へ。日本ハムが春季キャンプ中から取り組む新庄監督考案の内野5人シフトが敷かれた。佐藤輝は生田目の3球目、149キロを仕留めきれず、一、二塁間へのボテボテのゴロを松本剛の前へ。異例の「左翼ゴロが記録された。「向こうもいろいろ試しているので、気にせず打ちましたけど」。努めて平静に話したが、気分のいいはずがない。

すぐにお返しを食らわせた。続く4回の第3打席。通常の守備隊形に戻り、前進守備だった1死二、三塁で生田目の初球、144キロ直球を捉えてリードを6点に広げる右前タイムリー。「いい形でした」と打球は二塁手の正面を猛スピードでぶち抜く会心の一打だった。7日のWBC韓国代表との強化試合で1発を放ってから3試合連続安打。開幕へ状態は良さそうだ。

▽阪神島田(8回先頭で二塁方向へライナー性の打球を放つも、一、二塁間を守っていた左翼手の万波に捕球され、記録は左直)「ビックリしました。いい当たりだったのに(二塁に)外野手がいたので…」

【関連記事】阪神ニュース一覧