左腰の張りで戦列を離れていた新助っ人シェルドン・ノイジー外野手(28=アスレチックス)が、約1カ月ぶりに実戦復帰した。

日本ハム戦に「1番左翼」で出場。甲子園デビューとなったが、2打席でともに二飛に倒れた。「まだ慣れないところもあるんですけど、少しずつ慣れていって感覚を戻したい」。左翼での守備機会はなかった。

4回の守備からベンチに下がったが、「試合の感覚、雰囲気を取り戻さないといけなかったので」と、志願して5回までベンチに残り、戦況を見守った。打席では新たに作られた自身のヒッティングマーチを耳にし「すごくよかった。ファンの人たちと一緒になって戦っているという感覚があった」と感激した。

岡田監督は1番での起用に「2回打たせようと思ったから」と説明。12日の巨人とのオープン戦(甲子園)にも先発予定で、「(13日以降はシーズンまで)甲子園で守ることないやろ。明日はもうちょっと守らせるよ」と明かした。

○…坂本誠志郎捕手が3安打3打点とバットでアピールした。2回の第1打席は遊撃内野安打。1点を追う4回の1死三塁では、日本ハム吉田の変化球をとらえ、左前適時打で1点を返した。5回2死二、三塁でも左前に2点適時打を放ち、勝負強さを見せた。「思ってきたことが打席でできている。今年は違うぞっていうところをシーズンでもやっていかないといけない。そういう意味でも打席はいい1日だった」と振り返った。

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