左腰の張りで別メニュー調整が続いていた阪神の新助っ人シェルドン・ノイジー外野手(28=アスレチックス)が、約1カ月ぶりに実戦復帰した。「1番左翼」で出場。2打席立ち結果はどちらも二飛。守備機会はなかった。岡田彰布監督(65)の一問一答は以下の通り。
-シーズンを感じさせるような継投だったが
「いやいや、順番通りやん。最初から桐敷は5回(を投げる予定)やったからなあ」
-6回以降の顔ぶれをみると適性を見極めている起用だったが
「いや、違う、違う。あれは順番やん。ピッチングコーチが決めた順番やんや」
-終盤は安定して結果も出したが
「まあなあ。桐敷もチャンスやったけどなあ。うーん、だから大事なところで甘うなるな。中間は、いい球がいっえちるんやけどな」
-追い込んでからが甘くなる
「そうやなあ。初球の入り方とな。だから、そこをもうちょっとなあ。ええ球いっているなあと思っても、打たれるときは1球だけ高めにいくとかな。初球、もうちょっと慎重に入ったらいいのに、ちょっと簡単にいって打たれるとかなあ。そこやなあ。真ん中のボールはええんよ、ええ球いって」
-失点にはならなかったが、佐藤輝がエラー。4回の(二塁打となった)正面のライナーも止められた打球だと思うが
「いや、わからん。わからんわ」
-佐藤輝の守備がちょっと気になったが
「別に気になったって。あれは二塁打やろ。それだけのことやんか。だから二塁打までアウトにする必要はないやん」
-3安打3打点の坂本について、8番が打つのはシーズン中でも大きい
「まあ、誰にチャンスが回ってくるかわからへんけど、それは打順の巡り合わやけど。スコアリングポジションでな、二塁とか三塁でチャンスが回ってきたら、誰かがそこで打たんと点が入らんわけだから」
-1点差の6回に犠打を用いた
「そら普通はバントやろ。だから、6回で1点負けとって、左対左もあるしな。次にクリーンアップとか、そんなになってきたら、そら2番に入ってるんやから、そこはバントで二塁に行かせるというかな。それは誰が入ろうが、それは普通やろ。そろそろ、そういう感じのゲームをつくっていかんとアカンよな」
-森下が代打でヒット
「(投手の)左右で(打者を)使っているからな。あそこでそらお前、(投手を)代えてくるとは思わんかったから。まあまあ、こっちもそこまで考えてやってないから。ただなあ、そないしてやってただけやから。たまたま右対右でヒットになったけど、そのへんはな、もうちょっと先になるんちゃう?」
-実戦復帰したノイジーを1番で起用した
「これは2回打たせようと思ったから。レフトの守備もな。明日は1番打たせへんけど」
-ある程度週末くらいまで
「(シーズンまで)甲子園で守ることないやろ、明日守らせておかんとな」
-打席ももう少し?
「打席は大丈夫やろ。この(14日からの関東)遠征でも、打席はまだまだ立てるよ。甲子園の広さをな、初めてやから、次に戻ってくるときは公式戦になるからな。だから明日はもうちょっと守らせるよ」
-今日のノイジーのスタメンは想定通りか志願か
「いや志願はもっと前からしとった(笑い)。だから待て言うとんのに」
-関東遠征ではフル出場も
「フルは出さんわ」
-3打席、4打席
「だから打席はある言うてるやん、そういうことやん。だからまあ、結局開幕京セラとかでな、やるから、シートノックまで入らせてくれ言うて。それはもう本人の志願や」
-明日は3番か6番か
「まだ決めてないよ、そんなの」
-ヒットは出なかったが、打席は合わせていってくれれば
「まあ、今日ほとんど(実戦は)初めてやで。紅白戦な、(2月12日の紅白戦以来です)そやろ。まあ、な、徐々に、今日は(シーズンで)当たるピッチャーじゃなかったけどな、明日は巨人だし、その後セ・リーグと当たるからな、その辺は先発とかローテーションピッチャーやな、段々投げてくるから、それはもう先にな、そういうピッチャーに合わせていかな」
-渡辺諒の活躍はうれしい悩み
「そうやな、一番コンスタントに打ってるのはな、おーん。まあ右バッターは戦力になるからな」
-伊藤将の状態は
「いや、なんか傷とかそういうのは全然なかったみたいやから、それもちょっとホッとしたな。だから次の登板な、までに、どのくらいな、当然もうこっち(関西)に置いていくけどな」
-初回の攻撃で小幡が一ゴロで三塁までいったが走塁は
「そらよかったんちゃう、うーん。見てなかったよ。サードおるわと思ったけど、あんな走塁するんやったら最後こけるなよ(笑い)。何しとんねんと」
-小幡はバットでも久しぶりに結果が出た
「(7日の韓国代表との強化試合の)京セラからヒット出だしたからな。だから木浪と2人な、1試合任す感じで出してるから、ええ相乗効果は出てるかもわからんけどな。ヒットが出だすと、かかりすぎやな、あいつなちょっと、(9回の走塁ミス)行き過ぎるよな(笑い)。もっと冷静に回れというな」