侍ジャパン佐々木朗希投手(21=ロッテ)の行動をロッテナインも大絶賛した。死球を与えたチェコ選手に、おわびの意味も込めて宿舎にお菓子を持参。SNSを中心に大きな話題となっていた。

ヤクルトとのオープン戦(神宮)が行われた14日、昨季に完全試合を一緒に達成した松川虎生捕手(19)は「すごい人。対戦した相手に尊敬を持っているからああいう行動をやると思うので、そういうところも自分も見習いながら(野球を)やっていければと思います」と佐々木朗に対する敬意をさらに強めた。

2学年上の安田尚憲内野手(23)も「格好良い後輩だと思います」と称賛。チーム最年長の荻野貴司外野手(37)も「ロッテを代表して(日本代表に)行ってくれているので、すごい頼もしい存在」と誇り、準々決勝以降の登板にも「(WBCの試合は)全部は見られていないですが、タイミングが合えば見ていました。これからの試合も頑張ってほしい」とエールも送った。

佐々木は11日に行われた1次ラウンドのチェコ戦で、162キロ直球を左膝に当ててしまったチェコ代表エスカラ外野手へのおわびの意味も込めて「コアラのマーチいちご」「パイの実」「ガーナミルクチョコレート」などロッテのお菓子を大きめのレジ袋2袋分購入し、チェコの宿舎に出向いて直接プレゼント。ボールにサインをしたり、抱擁して交流を深める場面もSNSなどで伝えられ、日本、チェコだけでなく、世界から賛辞が寄せられている。【鎌田直秀】

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