阪神佐藤輝明内野手が開幕カードDeNA3連戦へ気合をみなぎらせた。

3・31開幕戦の相手先発が左腕の石田に決定。チームは昨季4度対戦して3敗を喫し、自身も9打数2安打と苦戦した。「いい左ピッチャーです。これからしっかり対策を練りたい」。全体的なDeNAの印象を問われると「やっぱり『打』のチームだと思うので、それに負けないように打ち勝ちたい」と闘志を燃やした。

新打法にも手応え十分だ。前日17日の敵地ヤクルト戦では、足を上げていた形からすり足に近い新フォームに挑戦。小川からオープン戦11試合目で待望の初アーチを記録した。「今年からスタンスを広めで構えてて、ちょっとずつ広げていったらいいんじゃないかと思って。練習ではあれがいい感じです」。グリップの位置を下げるなど、試行錯誤を重ねてきた23年仕様のフォームは完成間近だ。

○…17日にアクシデントで途中交代した木浪が元気な姿を見せた。ヤクルト戦(神宮)ではベンチ裏で額をぶつけ、左目の上を裂傷。4回の守備からベンチに退いていた。この日は神宮室内で練習に参加。患部にテープを貼っていたものの、他の野手と変わらずフリー打撃やノック練習のメニューをこなした。「全然大丈夫です。普通に問題ないです」と強調した。

○…19日の敵地ヤクルト戦に先発する才木が本番モードに突入する。5イニングで球数は100球程度投げる予定。「(今季は)中6日で回ると思いますし、試合の中でイニング、球数を投げていくことが一番大事なところ。そこをしっかりやって、開幕に合わせていければ」と力を込めた。シーズン初戦は2週間後、4月2日DeNA戦(京セラドーム大阪)での先発が有力だ。

○…秋山は19日ヤクルト戦にスライド登板する。この日先発予定だったが、試合が雨天中止となった。先発才木に次ぐ2番手で4イニング投げる予定。昨季5月11日の広島戦以来となる1軍戦マウンドに「ちょっと遠ざかっていたので、使えると思えるようなピッチングができれば」。左肩違和感で離脱した伊藤将の状態次第ではあるが、好投して開幕2戦目4月1日DeNA戦の先発を勝ち取りたいところだ。

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