楽天マニー・バニュエロス投手(31=パイレーツ)が、制球に苦しみながらも、踏ん張った。

立ち上がりからボール球が先行し、1回だけで2四球。味方の失策も絡み、1安打で1点を失った。2回以降も毎回のように走者を背負ったが、要所を締める投球。4回1/3を4安打2失点(自責1)でマウンドを降りた。

立ち上がりの改善へ向け、「アグレッシブにゾーンで勝負するというところをもう少し考えていったら、自ずとゾーンの中に入ってくるのかなと思います。フィジカル的にもメンタル的にももう少しのところまで来ていると思う」と前を向いた。

次回は26日巨人戦(東京ドーム)での先発が予定されている。開幕前最後の登板。「100球投げて、6回を投げるというところがまず自分のやらないといけないところ。初回からアグレッシブに攻めていって、その結果長いイニングを投げられたら」と意気込んだ。

海の向こうで戦う仲間たちへエールも送る。東京五輪では、メキシコ代表として日本戦に登板。WBCの準決勝では、日本とメキシコが対戦する。「日本相手にどういった戦いをメキシコができるかというところがすごく楽しみ。もちろんメキシコをメキシコ人として応援したい気持ちはあります」と胸をおどらせた。仲のいい選手たちや以前の同僚などが出場しているが、今は連絡を取り合ってはいない。「自分の時間にやはり集中しないといけないと思います」。仲間たちの活躍を願いながら、開幕へ向けて自身の調整に力を入れていく。

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