侍ジャパン前監督の日本ハム稲葉篤紀ゼネラルマネジャー(GM)が22日、ソフトバンクとのオープン戦(エスコンフィールド)前に取材に応じ、3大会ぶりにWBCを制した日本代表について「チームが1つになって、これぞ日本の野球だというものを見せていただけた。本当に感動しました。素晴らしいチームで、素晴らしい試合だった。『本当にありがとうございました』という気持ちです」と、活躍をたたえた。

現役時代の09年WBCで世界一を経験。「当時はイチロー選手が1つにまとめてくれて。野手の決起集会もやりました」と当時を懐かしみ「今回はダル(ダルビッシュ)が食事に(みんなを)誘ったとか、いろいろ記事を見ましたけど、そうやって引っ張る選手がいて、一つのチームになっていく。結束力が日本の素晴らしさだと思う」と、優勝の要因を分析した。

今大会の侍ジャパンは、栗山監督やダルビッシュ、大谷だけでなく、コーチ陣、スタッフにも日本ハム関係者が多かった。「ファイターズから世界に羽ばたく。そういう選手が裏方さんも含めて、たくさんいてくれた。すごくうれしい」。セットアッパーとして抜群の安定感を見せた伊藤については「今日も3者凡退。あのガッツポーズは、大海の持っている気持ちの強さ。動じない。改めて素晴らしい投手」と、ねぎらった。伊藤は、早ければ24日にもチームへ合流する予定。

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