ロッテの山口航輝外野手(22)が開幕直前に悩める主砲に…。29日、ソフトバンクとの開幕戦(31日、ペイペイドーム)に備えて、敵地で練習。今季は対外試合7本塁打を放ってきたが「楽しみが不安に変わっています」と表情はさえなかった。

自打球による足の痛みを抱え、オープン戦最後は11打席連続凡退で終了。5打席連続で三振を喫する場面もあったが、不安を振り払うためにバットを振り続けた。フリー打撃でも柵越え4発にとどまり、その後はロングティーを追加した。「しっかり軸を意識して体のバランスを考えて。バットを走らせるように」。懸命に状態を上げる努力も続けている。

逆風のデータも吹き飛ばすつもりだ。昨季のソフトバンク戦は62打数7安打1本塁打で打率1割1分3厘。開幕投手の大関には7打数無安打。「全部データも頭に入っています。去年に比べてマークも厳しくなると思う。今年はやりかえしたい。責任感というか、チームを引っ張っていく気持ちでやりたい」と打撃陣の核となる覚悟は決まっている。大関の攻略にも「まっすぐが強い。アバウトに来るので、甘いボールを一発で仕留めれば勝てる」とイメージした。【鎌田直秀】

【関連記事】ロッテニュース一覧