楽天田中将大投手(34)が30日、日本ハムとの開幕戦(エスコンフィールド)で、日本では11年ぶりに開幕投手を務める。

駒大苫小牧時代を過ごした“第2の故郷”の新球場でのマウンド。「いよいよ始まるなという感じ。開幕の1発目、新球場1発目ということで、縁がある北海道の地で投げられるのは非常にうれしく思います」と力を込めた。

前日の29日は新球場での全体練習に参加した。マウンドや芝をチェック。ブルペンでも投球し、感覚を確かめた。WBCでは侍ジャパンが世界一を奪還。野球熱が高まっている中、他球団に先駆けての開幕戦。注目度は高い。「プロ野球選手として、盛り上がっているということはうれしい状況。ただ、だからと言って自分が何かできるのかって訳でもないと思う。しっかりと自分のできることをやりたい」。好投でチームの勝利を呼び、東北へ1番星を届ける。

○…浅村が、覚悟を語った。今季から主将に就任し、石井監督からは4番に指名された。これまで以上に期待と信頼を込められての開幕。「今までのシーズンと少し違うと思う。結果でしっかりチームを勝たせたい」と責任感を強めていた。この日の前日練習後も、阿部、炭谷らとともに居残りで打撃練習を行い、柵越えを連発。いい状態でシーズンに入る。

▽楽天石井監督(開幕へ向け)「やっぱりいよいよだなという顔をみんなしている。(シーズン)1試合目も143試合目も変わらず、いい緊張感のある顔をしていてほしいです」

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