楽天伊藤裕季也内野手(26)が、新球場エスコンフィールドの第1号本塁打を放った。5回1死、日本ハム加藤貴の初球、外角高めの138キロ直球を左翼席へ運んだ。「田中さんがいいピッチングをしていて、チームとしても何とか先制点を取りたかったので良かった。個人的には1打席目に自分のスイングができていなかったので、今回は自分のスイングができたので良かった」と喜んだ。

昨季7月にトレードでDeNAから加入。今季はキャンプからアピールを続け、オープン戦では2割7分0厘、2本塁打、11打点。結果を残し、自身初の開幕スタメンを勝ち取った。石井監督からは「今までやってきたことを信じてほしい。奮起して、特別な雰囲気を肌で感じて、鳥肌立ちながら打ってほしい」と送り出された1戦。右の大砲候補が、首脳陣の期待に応えるような、先制アーチを描いた。

◆伊藤裕季也(いとう・ゆきや)1996年(平8)8月30日生まれ、三重県出身。日大三-立正大。立正大では4年秋の神宮大会決勝で決勝本塁打。18年ドラフト2位でDeNA入団。19年8月10日、初スタメンの中日戦で2打席連続本塁打。昨年7月、森原康平投手とのトレードで楽天移籍。今季オープン戦では満塁本塁打を2本放った。182センチ、90キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸850万円。

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