豪華始球式で共演した北海道移転後の日本ハムで監督を務めたトレイ・ヒルマン氏(60)、梨田昌孝氏(69=日刊スポーツ評論家)、侍ジャパンを世界一に導いたばかりの栗山英樹監督(61)が、球団を通じてコメントを発表した。打者役を務めるはずだった栗山監督が始球式を務める形となった裏話などが明らかになった。

当初は始球式で投げる予定から捕手役を務めたヒルマン氏は「梨田さんと私との間で、ぜひ栗山さんに投球していただきたいという思いがありました。栗山さんは10年間ファイターズで監督をし、WBCでも日本を3度目の優勝に導いた素晴らしい監督なので、ぜひ始球式で投球していただきたいと、梨田さんと私の間でシークレットとしていました。結果として栗山さんに投球いただき、球場にいらしているファンの皆さまにも喜んでいただけたので、私もうれしく思います」と、サプライズだったことを明かした。

捕手役から打者役へ変わった梨田氏も「世界一になった栗山監督に投げてもらおうと、ヒルマンさんと話していました。北海道日本ハムファイターズの歴代の監督が集まって、こういう時間を過ごせて最高に楽しかったです」と感無量だった。

ヒルマン氏と梨田氏による粋な計らいを受けた栗山監督は「僕が投げるのは全く知らず、びっくりしました。マウンドに立って、ファンの方の温かい雰囲気をすごく感じられました。この球場で戦える選手たちは幸せ。ここで野球の素晴らしさを伝えていってほしいですし、世界一の球場になってほしいです」と2人への感謝とともに、新球場への熱い思いも吐露した。

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