プロデビュー戦で開幕投手を務めたオリックス山下舜平大投手(20)が、6回途中4安打1失点粘りの投球を見せた。1軍で初登板の投手が開幕投手を務めるのは球団69年ぶり。白星こそつかめなかったが、堂々の投球。前日30日に「今の気持ちは…あまり緊張もしていなくて。開幕という特別感も自分はあまり持っていないです」と話していたメンタルの強さで、西武打線にわたりあった。

初回、1番ペイトンに155キロ直球でファウルを奪うと、空振り三振でスタート。2死一塁で迎えた侍ジャパンの4番山川も、152キロ直球で押し込み左飛に打ち取った。

持ち味の剛速球にカーブとフォークを織り交ぜ3回まで1安打無失点に抑えた。4回1死一塁から5番栗山に初球を捉えられ、先制の適時二塁打を浴びるも後続を抑えて最少失点。直後の5回に味方が追いつくと、再びギアチェンジした。

5回先頭の愛斗を154キロ直球で空振り三振に仕留めると、続く金子は124キロカーブで見逃し三振。この日2度目の3者凡退となった。6回1死で3番外崎に中前打を許して降板となったが、最後にこの日最速の157キロをマーク。可能性を感じさせるマウンドとなった。

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