逆転勝ちした前夜の勢いそのままに、4番杉本裕太郎外野手(31)が先制の1号2ランを放った。

2死から3番中川圭が四球で粘り出塁。続く杉本は、西武先発エンスの内に入った146キロ直球を打ち返した。大きな弧を描いた打球は、左翼スタンドギリギリに入った。

「少し擦ったような当たりでしたし、まさか入ると思っていなかったので、なんとかスタンドまで届いてくれてよかったです!」。ベンチでハイタッチで出迎えられると、おなじみの拳をつきあげる「昇天ポーズ」を披露。昨季の1号は4月5日ソフトバンク戦(ペイペイドーム)だったが、今季は開幕2戦目で飛び出した。

昨夜は9回2死まで1点ビハインドながら、5番森の1号ソロで追いつくと、延長10回に7番宗が決勝ソロ本塁打。劇的な逆転勝ちに導いた仲間に負けじと、いい流れをつないだ。