広島が開幕2戦連続ゼロ封負けを喫した。広島の連敗発進は13年以来10年ぶり。今季はいまだ本塁どころか三塁すら踏めていない。新井貴浩監督(46)は「こちらも動きを出していかないといけないのかなという感じかな。何とか早く、1本出して欲しいという感じかな」と、悪い流れを断ち切る策を模索する。

3回まで2度得点圏に走者を進めた序盤の好機を生かせず、1点を追う8回はミスから反撃ムードを消沈させた。無死一塁から8番小園がバント失敗。1死一塁となり、代打田中はカウント3-1からヒットエンドランを空振り。小園が盗塁死となり、田中は結局見逃し三振。走者を進めるどころか、3人で攻撃を終えた。

2戦続けて先発した野間や西川ら4選手が無安打と打線がつながらない。2戦で3本塁打のヤクルトに対し、広島の長打は3回に記録した秋山の二塁打のみ。それでも指揮官は「昨日よりいい反応はしているんじゃないかなというふうには見えている。打者全体的にね」と前を向く。今季初勝利には、打線の覚醒が欠かせない。

【試合詳細】ヤクルト-広島はこちら>>