巨人原監督が投打をかみ合わせる采配で、今季初勝利をつかみ取った。

1番をオコエから梶谷に組み替え、初回に先制点を奪った。継投では大勢がベンチ外で不在の中、好調と見た田中豊を8回、鍵谷を9回に送り込み無失点リレーを完成。原監督は「現状の中で(田中)豊樹と鍵谷がいい役割をやってくれました。(梶谷は)どんなボールにも対応力は素晴らしいものがある」と称賛。監督通算1226勝目を挙げた。

■グリフィン、来日初白星

新外国人左腕のグリフィンが7回3安打無失点で、来日初白星とともにチームに今季1勝目をもたらした。ピンチは3回2死二、三塁のみ。中日大島を空振り三振に仕留めると、4回以降は無安打投球を披露した。スタンドでは、来日間もない家族が観戦し「いいときも悪いときも変わらず接して支えてくれるのはありがたい。(ウイニングボールを)どんどんためたい」と積み上げていく。

▼巨人は開幕戦のビーディに続き新外国人のグリフィンが先発。開幕戦から2試合続けて新外国人が先発は00年近鉄、18年日本ハムに次いで3度目。巨人の外国人投手で来日初登板初勝利は20年6月21日サンチェス以来10人目となり、開幕カードでは88年4月9日ガリクソン(チーム2試合目)20年サンチェス(3試合目)に次いで3人目。

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