コンディションの問題で開幕から2試合で登板回避していた巨人の守護神・大勢投手(23)が、試合前練習に参加し、傾斜で捕手を座らせて9球を投げ込んだ。約70メートルの距離でキャッチボールすると、距離を縮めて約20メートルで平地で立ち投げ。阿波野投手チーフコーチやトレーナーと話し合った後、東京ドームの外野に設置された傾斜にロジンを持参して移動。変化球も交えて9球を投げ込んだ。

前日2日の試合前練習では約50メートルのキャッチボールを行い、ランニングやノックなどのメニューを消化していたがベンチから外れた。原監督は同戦後、「昨日とそうそう変わりはなかった。明日は明日になってというところですね。投げられない人をなかなかベンチに入れる余裕はありませんので、明日はまたどういう風になるかというところですね」と説明していた。

3月31日の開幕戦ではベンチ入りも1点リードの9回に登板せず、チームは逆転負け。試合後、原監督は「マウンドに上げる状況ではなかったということですね」と話し、阿波野投手チーフコーチも「コンディションの部分を考えて、試合前である程度、意思統一させてもらいました。1日ずつ状態を確認しながらということになります」と説明していた。

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