開幕2戦の登板を回避していた巨人大勢投手(23)が圧巻投球で戻ってきた。
1点リードの9回に登板すると、中日の溝脇、加藤翔をフォークで内野ゴロに打ち取ると、最後は岡林をフォークで空振り三振。最速157キロの直球とフォークの組み合わせで3者凡退に仕留めた。直球5球の平均球速は156キロだった。
9回を締めて豪快にガッツポーズ。お立ち台では「ただいま帰りました! すごく後押ししていただいたので抑えることができました、ありがとうございました」と感謝した。
開幕戦はベンチ入りも原監督は「マウンドに上げる状況ではなかったということですね」と1点リードの9回に登板せず、チームは逆転負けを喫した。1日の同戦ではベンチから外れ、この日登録メンバーに復帰となった。出場できなかった2試合は「責任を感じてましたし、去年ずっと9回を投げてたので。セーブシチュエーションで、自分が立ってないことに悔しい気持ちはありますし、何もできないっていう悔しい気持ちはあった」と指をくわえて見ていた。
野手陣からは「戻ってきたときに返してくれよ」と言葉をかけられ「まだ1試合ですけど抑えられてよかった。140試合近く残っているので、ファンの声援を力に変えて、チームのために力になれたらいいなと思います」と力を込めた。