今秋のドラフト候補に挙がる、上武大・進藤勇也捕手(4年=筑陽学園)が、右手首を痛め、開幕戦を欠場した。

3月中旬に痛めたもので、現在は安静にし回復を待っている。「バットは振れるけど、まだ違和感があるので様子を見ています」と、状況を説明した。

試合中はベンチの最前列、監督の隣に陣取り采配を学んだ。守備が終わる度、代わりに出場した平井宏幸捕手(2年=九州学院)に声をかけアドバイスも続けた。「配球のことや、視野をもっと広くもっていこう。周りをよく見るように、と話しました」。試合に出場しなくとも、主将、そして正捕手としての存在感を示した。

チームは快勝で6季連続優勝へ好スタートを切った。「これからはもっと内容にこだわって。今できることをやっていきます」。昨年、果たせなかった日本一へ。ケガスタートにも、しっかりと前を向いた。