早大は終盤に打線がつながり、13安打で14点を奪って2連勝とし、東大から勝ち点を挙げた。小宮山悟監督(57)は「終盤に点が入って、次節の立大戦(22日)へ選手はいい形で入れると思う」と話した。

4回まで、東大の先発、松岡由機投手(4年=駒場東邦)に無安打に抑えられた。直球とカットボールのコンビネーションにてこずり、指揮官は「相当、研究してきたのに思うようにならなかった」と明かした。

今春にリーグ戦デビューした小沢周平内野手(2年=高崎健康福祉大高崎)が4打数2安打2打点と存在感を発揮した。

5回2死二塁、小沢のフライを相手遊撃手が落球し、その間に二塁走者が生還して同点に追いついた。

7回1死二、三塁では、2ストライクと追い込まれてから右越えの適時三塁打を放ち2点を追加。「2年生なので、フレッシュに足を動かして声を出してプレーしようと思っていた。結果が出た。この気持ちを忘れないでやっていきたい」と話した。

今年から就任した元ロッテの金森栄治助監督(66)のアドバイスを受けて、打撃フォームを変更。「早いボールの対策で、最短距離でバットを出すフォームを教えていただいた。結果が出始めています」と手応えをつかんだ。