神宮復帰登板を果たした明大・大川慈英(じぇい)投手(2年=常総学院)が、自己最速を4キロ更新する152キロをマークした。「復帰戦だったので、気持ちが入っていました。内容は、点数をつけられないくらいひどかった」と話した。

3-4の9回に4番手として登板。2四球がからみ、1死満塁のピンチで152キロを出した。1イニングを投げて被安打1の2四球、最後は三ゴロで併殺に打ち取り無失点に抑えた。

昨秋のフレッシュトーナメントで登板した際に右ひじを痛め「再生」をテーマに掲げた今季。4月終盤からピッチングを開始し、やっと復帰した。「最初は恐怖があって、また(ケガを)やってしまうんじゃないかと思って腕が振れなくて(ボールを)置きにいってしまった。途中から切り替えて投げました」。

1点差で迎えた9回裏2死三塁、吉田匠吾内野手(2年=浦和学院)が適時中前打を放ち、土壇場で同点に追いついた。フレッシュトーナメントに臨むチームの主将を務めている吉田は「勝てた試合だった。走塁ミスやチャンスで併殺など、修正していきたい」と反省していた。