巨人の主砲岡本和が連夜の大活躍で連勝へ導いた。3回先頭、ロッテ右腕カスティーヨの高め146キロツーシームにクルッと回転。左翼ポール際へ運ぶリーグトップの12号ソロに「初球差されたので、早めにタイミング合わせた」と振り返った。1回にも先制の2点適時二塁打を放って全3打点をマーク。前日5月31日の3安打3打点2本塁打の勢いをぶつけた。21年の交流戦でもロッテから3打席連発を放っており、ZOZOマリンでは直近6戦6発となった。

5月20日中日戦から昨季終盤まで使っていた旧来のトップバランスのバットに戻した。以降は11試合で打率3割9分5厘で6本塁打と量産モードに突入。日々、試行錯誤を重ねる中で状態も上向きつつあるが「1試合1試合と思ってやっているので、明日もしっかり頑張りたい」と謙虚に地に足をつけた。

新主将の活躍で勝率を5割に戻し、交流戦の開幕カード勝ち越しをもたらした。原監督も「まあまあ、1戦1戦ですね」と強調。巨人が“反撃の交流戦”から巻き返しをはかる。【小早川宗一郎】