山形県出身の阪神中野拓夢が東北福祉大時代を過ごした仙台で今季3度目の猛打賞をマークした。初回1死走者なしでは楽天則本の内角低め132キロスライダーをとらえた。打球は右翼フェンス上部を直撃。快足を飛ばし三塁打とした。今季4本目で、ルーキー時代の21年に並んで早くも自己最多。「反応で内角を打つことができたので、その後も気持ちよく(打席に)入れた」と2、3打席目も安打を重ねた。

前日5日ロッテ戦は5時間7分の長時間ナイター。この日は仙台への移動ゲームで「体が思うように動かなかったりとか、重い部分はあったので、なるべく力を入れて振らないように」と、脱力打法がハマった。「両親も3日間来ると言っていたので、元気にプレーして勝利を届けられるように」。関係者、知り合い含め東北で世話になった人々に7日こそ白星を届ける。