阪神大竹耕太郎投手(27)が、勝負どころで踏ん張りきれず、8回途中で降板した。

同点の8回無死一、二塁。日本ハム加藤豪に中前適時打を浴び、勝ち越しを許した。ここで降板。111球の熱投に阪神ファンからは拍手が注がれた。

痛みに耐えながらの投球だった。5回2死、加藤豪のピッチャー返しの打球が、左太もも下部付近に当たった。そのまま倒れ込むと、二塁中野が打球をカバーし、この回は無失点で終え、その後も気力を振り絞って投げ続けた。

初回に先制点を献上。2回、3回と本塁打を浴びた。主導権は握られたが、4回に味方が2点を奪って同点に追いついてからはゼロを並べていた。勝負の8回だったが、最後の最後で力尽きた。

これで規定投球回に再び到達。防御率1・24でセ・リーグトップに立った。

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