阪神タイガースの親会社の阪急阪神ホールディングスの株主総会が16日、大阪市北区の梅田芸術劇場で開かれた。株主から阪神球団に関する批判的な質問、ユニークな質問が飛び出すことで注目される梅雨時の風物詩。今年も球団についての質問が飛んだ。

今季からユニホームの左胸に上新電機株式会社の「Joshinロゴ」が掲出されていることについて、男性が指摘した。

「決して安くない入場料をいただいているファンが見ないわけにはいかない。特定企業の広告をユニホームにデカデカと貼ることに違和感を感じている。1試合あたり4万人以上のお客さんが入っている、本業で十分対応できる事業。そろそろ、タイガースのユニホームはファンのみなさまにお返しすべきだ。コロナで経営が厳しかったと思うけど、虎の魂を特定企業の広告媒体に使ってはならないだろうなと」

これには谷本修取締役オーナー代行が回答。「ユニホームのネーミングライツは、12球団の厳しいレギュレーションがあり、今年から新たに胸につけることになった。早速、いつもご支援いただいている上新電機さんにと。関西資本で阪神に相通じている部分もあるので、これからも」と話した。