新潟アルビレックスBCは群馬ダイヤモンドペガサスに2-4で敗れ、3連勝はならなかった。18日までの群馬2連戦を最後に米国独立リーグ、フロンティアリーグのエンパイアステート・グレイズに入団する熊谷航内野手(24)は5番でフル出場。4打数2安打で自身のホーム最終戦を終えた。18日のビジター群馬戦(高崎市城南球場)が新潟のメンバーとしてのラストゲームになる。
熊谷は「いいところを見せられれば良かったのですが…」と悔しさを押し止めるように苦笑いした。2-4の8回裏2死三塁。本塁打が出れば同点の場面だったが、空振り三振。白星で飾れなかった最後のホーム戦、自身の最終打席は不完全燃焼だった。
もっとも「打撃の調子は良い」とこの日2安打。2回の1打席目、7回の4打席目ときれいに流して左前に運んだ。「走者がいない場面だったので出ることを考えた」。これで4試合連続安打で、そのうち3試合がマルチ安打だ。
好感触を手に渡米する。憧れだったメジャー挑戦の足掛かりにするため、2月に米国のウインターリーグに参加。3月にエンパイアステート・グレイズとの契約にこぎつけた。就労ビザを取得し、来週にも米国に向かう。
橋上秀樹監督(57)は「せっかくもらったチャンス。持っている力を精いっぱい出して欲しい」とエールを送った。ラストゲームの会場の城南球場では昨年9月の群馬戦で勝ち越し2ランを放っている。相性は良い。熊谷は「自分が起点になって試合を決めたい」と力強く言った。【斎藤慎一郎】
◆熊谷航(くまがい・わたる)1999年(平11)2月24日生まれ、千葉県出身。宮城・高森小4年で野球を始め、高森中では泉ボーイズに所属。東北高では3年夏に甲子園に出場した。大体大を経て21年に新潟に入団。180センチ、94キロ。右投げ左打ち。




