オリックスが毎夏企画している23年版のポスターが、SNSを中心に話題沸騰している。お笑いコンテストの「キングオブコント」をもじって「キングオブコンビ」と題し、選手たちが2人組の漫才コンビに大変身。コンビ名もポーズも、プロ顔負けだ。プロデュースした事業企画部・宣伝グループの後藤俊一部長が、舞台裏を明かしてくれた。

テーマ決定のきっかけは、アイドル界を中心に聞く「コンビ推し」のフレーズ。「バファローズでも『ラオ福(杉本&福田)』『みやくれ(宮城&紅林)』などコンビ推しの声が聞かれるようになってきたので、コンビにこだわったくくりにと考えました」。思い浮かんだのは、お笑い賞レースに挑む芸人の姿。「大阪らしさも表現できるのでピッタリだと思いました」。

こだわったのは「コンビの関係性」と「お笑いコンビらしいネーミング」だ。田嶋と山崎福の「大福」は名前から1文字ずつとったもの。「めでたいイメージと漫才師らしいネーミングが偶然のマッチングで生まれました」。森と石川の「ザ・きゃっち」は「もちろん『ザ・たっち』さんのオマージュとなります。ポージングも参考にさせていただきました」。先月加入した広岡の出演は急きょ決定し、急いで「相方」を検討。白羽の矢を立てたのは顔が似ていると話題になった松井スコアラー。“結成”を快諾してくれたという。

選手たちも撮影の意図を以心伝心で理解し、全力で要望に応えた。「まさにサービス精神のかたまり。野球のプレーはもちろん、こうした部分にもプロフェッショナルを感じます」と後藤氏は感謝する。新加入の森や広岡についても「驚いた様子もありましたが、やはり大阪出身の関西人なので、あっさりと受け入れていただき、見事に表現していただけました」とうなる。ナインがアイドルになりきった「オリ姫デー」に続き、攻め続ける企画力をマッチさせて、リーグ3連覇に突き進む。【磯綾乃】