<日本ハム2-3ロッテ>◇9日◇エスコンフィールド

ロッテ高卒4年目サイド右腕の横山陸人投手(21)がプロ初セーブを挙げた。

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横山は「2つの顔を持つ」。1つはグラウンド上での一面だ。肝が据わった「打てるもんなら打ってみろ」と強気な投球が持ち味だ。意識も高く、最近は野菜を取るようになった。お酒を飲む姿を見ることは少なくなったという。

もう1つの顔はマウンド上とは正反対だ。試合以外では淡々として笑顔を絶やさない。高校時代3年間バッテリーを組んだ戦友にも感情を表に出した姿は見せたことはない。横山を育てた母校・専大松戸の持丸修一監督(75)のもとにはオフの期間に2、3回はグラウンドに顔を出し、恩師への感謝を忘れない。「野球の話をすることは少ないけど、いろんな報告をしてくれる」と教え子の訪問を喜んでいる。

勉強はあまり得意ではなかったのか?「最下位争いをしていた」という証言もある。完璧に見える横山も苦手なことはあるようだ。【星夏穂(専大松戸で2学年上のマネジャー)】