日本通運(さいたま市)が5投手の継投でミキハウス(八尾市)打線を抑え、7-2で白星発進した。

今秋ドラフト候補の最速152キロ右腕、古田島成龍(こたじま・せいりゅう)投手(24=中央学院大)が先発し4回1/3を被安打5の5奪三振で2失点。沢村幸明監督(43)は「粘りながら、試合をつくってくれた。変化球は高かったが、直球で押せていた」と話した。

1年前に東京ドームのマウンドで味わった悔しさを、晴らした。初回は力みから変化球が浮き、1失点。2回からは気持ちを切り替え、冷静に投げて試合をつくった。「メンタルトレーニングもしているので、いつも以上に落ち着いて投げることができた。去年みたいにあっぷあっぷにはならなかったです」と笑顔で振り返った。

昨年の都市対抗2回戦セガサミー戦、2番手で登板したが1/3回で2失点。ぼうぜんと天井を見上げた。真っ白いドームの光景は、忘れられない。沢村監督からは「これも経験」と声をかけられた。1年経ち、今年は初戦の先発を任される投手陣の柱になった。

「ドームの借りはドームでしか返せないと思っていた。5回を投げきれない詰めの甘さが出ましたけど、大会を通じて成長したい」

今年は声出し応援が解禁され、一塁側スタンドから大声援を受けた。「試合後のスタンドに感動しました。やりがいがあるなと思います」。応援を力に変えて、次も腕を振る。