全パの柳田悠岐外野手がMVPを獲得した。1本塁打を含む2安打2打点で賞金300万円をゲット。2年連続の受賞に「うれしいです。運がいいなと思います」と話した。「マイナビドリーム賞」として賞金100万円も手にした。

1回無死一、二塁からの中前適時打には「みんな打っていたので続かないといけないなと集中してバッティングした」と納得の表情。3回1死から小笠原からの特大アーチには「奇跡です。いいバッティングができました」と振り返った。

ソフトバンクは9連敗中で前半戦を終えているだけに「久々の勝ちなのでうれしいです。勝ちゲームを見せられたのが良かったので明日もいいゲームができるように頑張ります」とやや自虐的に笑いを誘った。

敢闘賞には近藤健介外野手、万波中正外野手、宮崎敏郎内野手が選ばれ賞金100万円が贈呈された。

▼柳田が14年1戦、22年2戦に次いで3度目のMVP。2年連続MVPは18年1戦、19年1戦の森(西武)以来で、2試合連続MVPは98年2戦→99年1戦の松井(巨人)に次いで2人目だ(51~59年はシリーズを通したMVP)。MVPの最多回数は西武と巨人で7度の清原だが、ソフトバンクで3度は野村に並び最多。

▼全パは初回、1番外崎から4番柳田まで4連打。初回先頭から4者以上の連続安打は70年1戦の全パが1番長池から張本、アルトマン、大杉、野村、山崎、有藤と7者連続安打して以来、53年ぶり2度目。